夏の終わりは秋の始まり

夏の終わりは秋の始まり

ある夏の夜、

専法寺墓地から見た星空が綺麗でした。

流れ星、天の川、瞬く星が猛暑を忘れさせてくれました。

熱帯夜にもせわしく聞こえていた蝉の声も聞こえなくなり、

いつの間にか秋の虫たちの大合唱が始まっています。

8月も今日で終わります。

子供たちの夏休みもなく、自粛気味のお盆で、それっぽくない8月でしたが、

夏の終わりを感じると寂しいものです。

明日から9月、秋が始まります。

どんなシーズンになるでしょうか?

毎年の9月とは違いますが、

せめて、

草木や自然の移り変わりを感じ、

虫の声を美しく感じ、

永遠ではない私の命、

一瞬一瞬、

日々の大切さを感じながら過ごしていきたいものです。

ともあれ、しばらくは暑い日が続くと思いますので、

皆様、熱中症には充分注意してお過ごしください。

お盆を前に

お盆を前に

専法寺裏の墓地と、尾関山の専法寺墓地に除草剤を散布させていただきました。

原爆の日、お盆を前に行う恒例行事。

しっかりと伸びている草も、お盆のお墓参りには、少しは抜きやすくなっていると想います。

新型コロナウィルスの影響でお盆の帰省、お墓参りもままならない状況ですが、お越しいただく皆様には、お墓で少しでもゆっくりと感謝の合掌をしていただければと。

除草剤散布の作業は、毎年、三次市シルバー人材センターにご依頼させていただいています。暑い中の作業、有難うございました。

お墓参りの際は、合わせて本堂にもお参りください。

皆様、お盆にお会いしましょう。

蝉の声

蝉の声

8月6日は蝉の声。

75回目の今日も。

人それぞれの8月6日がありますが、

私の場合は蝉の声が一際激しく聞こえる日です。

8時15分。

合掌。

静かな一分間の間、蝉の声だけ、耳に入ってきます。

75年前の今日の朝も、きっと蝉の声が響いていたことでしょう。

それが一瞬のうちに途切れ、

広島はうめき 、叫び、子や親を呼ぶ声、水を求める声に変わったと聞きます。

今日は専法寺保育園の先生と一緒に鐘をつき、

子どもたちと一緒に8時15分を過ごしました。

鐘つき堂には一匹の蝉がけたたましく鳴いていました。

蝉の声がいつまでも続く世が平和だと気づく8月6日。

南無阿弥陀仏

由縁

由縁

広島安芸地方、浄土真宗のお盆といえば、紙灯篭。

お盆期間、お墓に飾り、みんなで手を合わせる。

色鮮やかで心豊かな風習です。

三次は備後地方ですが、浅野家の縁で安芸地方の風習が色濃いので、この紙灯篭もあります。スーパーやホームセンターではずらりとこの紙灯篭が並んでいます。

現在の広島市中区紙屋町、元々は、江戸時代、紙屋さんが多かったそうです。

そこで紙屋を営んでいたご夫妻が、若くして亡くなった自分たちの子どもを想い、作った紙灯篭にまつわるお話が由縁です。

大切な人を想い過ごす期間がお盆で、私の由縁を考えてみる時間。

私に命を繋げてくださった方にも、私も会ったことない何世代か前の誰かにも。

「お盆休み」

宗教行事が由縁となって、お休みになっています。

バカンスではなく、心の休息を。