晴々と

晴々と

朝霧深い時、三次の人はこう言います。

「今日はよう晴れるで。」

まさに今日、そうです。

人生も同じで、

苦しく辛い時を抜け出した時、

太陽の光はいつも以上に晴々と感じます。

今まさに苦しく辛い時を過ごされている方、

きっと晴れ間はやってきます。

深い霧の中にいようとも、そこは真っ暗闇ではなく、

薄いかもしれませんが、太陽の光は必ず、誰にでも届いています。

先日、初参式(初めてのお寺参り)を行いました。

小さな命の誕生を家族で改めて感謝する儀式で、

素晴らしい人生のスタートに立ち合わせていただきました。

しかし、これからの長い人生、

私たちと同じように、悩み、考える時があるかもしれません。

そんな時、君の故郷、三次の霧の海を思い出してください。

深い霧であればあるほど、よく晴れる町です。

どうか、晴々とした人生を送ってください。

言葉

言葉

言葉の言い回し。

言葉のチョイス。

最近、言葉のやりとりでのトラブルが目立つのは気のせいでしょうか?

国会議員の言った言わない。

野球選手の野次。

SNSのコメント。

心ない一言が相手の心にぐさっと。

私ももしかしたら相手が嫌な想いをする一言を言っている。

自分の気持ちを表現するのが言葉。

しかしそれを伝えるのは他人や社会。

だからこそ、その一言が相手にとって不快な想いをしないか確かめて。

お寺の対岸、寺戸の彼岸花が満開になりました。

長年かけて、水害を乗り越え、地域の人たちの手入れがあって。

「今年もご苦労様でした」

「ありがとう」

当たり前のやりとりかもしれませんが、

相手のことを理解することから始め、それに対しての労いを言葉で。

「和顔愛語:優しい眼差しと心ある言葉使い」という言葉が仏典にあります。

自分に、そして他人にも心ある一言を。

寺戸の彼岸花はもうしばらくは見れると思いますので、行かれる方はどうぞ専法寺の駐車場をご利用ください。