幸せの青い鳥

幸せの青い鳥

お墓の上にイソヒヨドリ。

最近、専法寺の周辺でよく鳴き、見かけるようになりました。

鳴き声はなんとも心地よく、心が少し軽くなる気がします。

青い鳥は「幸せの青い鳥」と呼ばれるそうですが、パンデミック収束に向けて各地を飛び回ってもらいたいものです。

3月末、イギリスではコロナウィルスで亡くなられた多くの方々を偲び、黙祷が呼びかけられたそうです。

日本も約1万人もの方々が、この新型コロナウィルスでお亡くなりになられています。

このウィルスがなければ、今も燃えていた命だったかもしれませんし、「アイ〜ン」と笑わせてくれるコメディアンの命も果てることがなかったかもしれません。

三密、感染症拡大防止、緊急事態宣言、リモート、濃厚接触者、様々な言葉がこの一年でごく普通になりました。

日々の感染者数、病床ひっ迫数だけでなく、改めて考えてみませんか?亡くなられた方々のことを思ってみませんか?

今、私たちができることは、感染しない、させない、そして、大切な人をこの感染症から守ること。

今は我慢、辛抱、忍耐の時。

幸せの青い鳥はすぐそこまで飛んできてくれています。

お亡くなりになられた方々に対し、心からの追悼と合掌を。

花まつり

花まつり

4月8日。今日はお釈迦さまのお誕生日「花まつり」でした。

多くの方にもご参拝いただきましたが、午前中は専法寺保育園の園児たちがお参りしてくれました。

本堂までの階段を小さな体で一生懸命登って、たどり着いたお釈迦さまの前で、小さな掌を合わせる姿は、豊かで尊く平和でした。

お釈迦さまはそんな姿、社会を望まれ、人々に教えを説かれました。

どうかこれからも掌を合わせられる人になっていって下さいね。

それがお釈迦さまの願いです。

空間

空間

皆さんがお参りいただく専法寺本堂。

御本尊の後ろには通路があります。

皆さんが通ると言うより、主な役割として、私たち僧侶が本堂内陣に入るための通路ですので、あまり馴染みがないエリアかもしれません。また、掃除道具や備品などを置くバックヤード的な役割もあるので、雑然と生活感ある空間になっています。

今までは。

本日、4月1日より「専法寺納骨壇」が使用開始となりました。

今年に入り工事を進めてきました。

通路を解体しつつも、その役割を残し、御本尊に近い空間として、皆さんにもご使用いただけるよう、60区画の個別納骨壇を設置しました。

窓の外には満開の桜、夏には西城川の涼しい風、秋は山々の紅葉、冬は雪景色。

四季を感じることのできる空間です。

何よりも、皆さんに安心していただける空間になったのではないかと思います。

本来ならば、ご門徒の皆さんにも本日お立ち会いいただきたかったのですが、昨今の新型コロナウィルス感染症拡大防止により、かないませんでした。

午前中、「専法寺納骨壇完成法要」を勤行しました。

「納骨堂を早く作って欲しい」とおっしゃっていたおばあちゃん、「孫がお参りできる場所を」を案じられていたおじいちゃん、「お寺、三次を元気にしてね」と励まして下さった方々のお顔が浮かびました。

少しだけかもしれませんが、ご期待にお応えできたかなと思いながらも、生前お約束を果たせなかった申し訳なさも。

お寺は皆さんがご安心いただける空間でないといけないと思っています。

一人でも多くの方が心休まる場所として専法寺をイメージしていただければ嬉しいです。