「新型コロナウィルス」という文字を何回打ったことでしょう。
最初はそれを聞くことも、読むことも、言うことも、書くことも慣れませんでしたが、今ではさらさらと。
いつの間にか慣れ、それを使わない日々はないでしょう。
「感染症拡大防止」という言葉とともに、
「経済をまわす」という言葉も両輪のように使い慣れていませんか?
命がなくては経済活動はできず、
経済活動がなくては命を育むことができません。
両者ともに大事なのは十分わかり切っているものの、
「経済をまわす」という言葉、
その一言で全てを屈服させる魔法のような強さがあります。
今、まさに大事にして行きたいのは、「経済」という言葉の意味。
「経世済民」
経済の「経」は、治めるという意味があります。
お経の「経」と一緒です。
お経もお釈迦様のみ教えが治められています。
「経世済民」の「経世」とは、世を治めるという意味があります。
仏様は私たちを見放さず必ず救う、この救うは、仏教では「済う」という漢字になります。
「経世済民」の「済民」とは、人々を救うという意味があります。
「経世済民」とは、
「国、世の中を治め、生きとし生ける全ての命を救う」ということ。
巡り巡って、周りまわって、誰しもの命は繋がりあっています。
「経済をまわす」とは、
「お互いで助け合う」という事が本来の意味なのではないでしょうか?
お金をまわす事も大事、地域にお金を落とすことも大事です。
しかし、それ以上に大事なことは、命を助け合う事。
今は我慢の時。
目先の経済ではなく、広く大きな視点に立った経済を心がけたいと思います。